お久しぶりです。
今回は投資に使う元金が1800万円未満の方にぜひ知っておいてほしい制度と、その制度を利用してどのような投資先が良いかに関するお話についてご紹介しようと思います。
あらかじめ断っておきますが、投資は自己責任ですので、この記事を読んで損をしたら「お前が勧めたから投資したのにどうしてくれるんだ!」という方には向いていないので、ブラウザバック推奨です。それでも、「将来のために資産形成を考えたら、銀行預金よりはマシかな」っていう方だけ自己責任で行ってください。
また、相場操縦をして捕まりたくはないので、「個別株の銘柄」に関する言及は今回も致しません。今回紹介するのは、あくまで一般的に語られていて、筆者もやっている現代投資の最適解とされている手法・商品だけです。
というわけで注意喚起が終わりましたので、まずは「新NISA」についてご紹介致します。
新NISAとは
まず、新NISAというのは、「国の制度」であって「商品名」ではありません。従って、「新NISAください」なんて対面証券で言おうものなら、その瞬間から金融リテラシーが低いと認識されて、手数料の高い「ゴミ投信」を買わされて終了です。
新NISAには2つの区分があります。「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の2つで、それぞれ「年間上限」と「枠の上限」があります。
年間上限は「成長投資枠で240万円」「つみたて投資枠で120万円」がそれぞれの上限になっております。
また、それぞれ枠の上限として「成長投資枠が合計1200万円」「つみたて投資枠が合計600万円」の計1800万円が1人の枠の上限となっております。
つまり、新NISAをフルで活用したとしても、最短で5年枠を埋めるのに必要となります。(ほとんどの人には最短で枠を埋めることは関係ありませんが。)
この金額枠で株やETFを購入すると何が起きるかというと、「枠内で購入した金融商品が生み出した利益に対する税金がかからなくなる」ということが起きます。これが「NISA」という制度になります。
通常株の利益には「特定口座」で取引を行った場合には、利益に対して「20.315%」がかかります。
例として以下のような取引があったとします。
1. 100万円で株を購入
2. 200万円になったので売却
3. 利益が200 – 100 = 100万円出たため、その利益に対して20.315%の 100万円×(1- 0.20315) ≒ 約20万円が税金として引かれ、手元には約80万円の利益と元本の100万円の計約180万円が残る。
このようになります。
しかし「NISA枠」で購入していれば利益に対して税金がかからないので、上記の例では「200万円」がそのまま入ります。
もちろん、全くデメリットが無いわけではないのですが、株初心者や少額で始める人にとっては、損益通算ができない等のデメリットがあまり関係ありません。
つまり圧倒的にメリットが多いので、「新NISA」を活用しない手は無いというわけです。
次にどのような商品に投資するのがおすすめなのかについて紹介していきます。
おすすめの商品
次からはおすすめの商品を紹介していきます。
ただ、ここでも断っておきますが、ここで紹介した商品が未来永劫上がるわけでは無いですし、他の人よりお金持ちになれる商品でもありません。個別株のように爆益を狙える商品ではありませんが、堅実に資産形成を狙える商品ですので、まずはこの2つが筆者がおすすめできる商品になります。(ちなみに筆者はそれなりにこの投資信託にお金を預けています。)
1. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
リターンもある程度期待しつつ、分散もできて、信託報酬もめっちゃ安い金融商品で最もおすすめになります。ちなみに私は240万円を2025年10月に一括購入して1か月くらいたつのですが、13万円程度増えました。(毎月こんなにリターンが出るわけでなく、たまたま今月は調子が良い相場だったというだけですが)
ちなみに「成長投資枠」「つみたて投資枠」どちらでも購入が可能な商品なので筆者は「成長投資枠」で今年の枠をすべて利用するために購入しました。
2. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
全世界の株式に分散投資した、それなりのリターンを期待でき、信託報酬が同じくめっちゃ安い、筆者は2番目にお勧めできるインデックスファンドになります。こちらも「成長投資枠」「つみたて投資枠」どちらでも購入が可能な商品なので初心者は「新NISA枠」を使って購入しましょう。
なぜ、低コスト投資信託をNISAで買うのか?
上記2つとも、「投資信託」といわれる金融商品で、中身は「株の詰め合わせパック」となっております。そして信託報酬という投資信託を持っていると発生するコストが存在します。しかし、これらのおすすめ投資信託は対面証券で証券会社からおすすめされる投資信託と違って「低コスト」です。低コストだからリターンも低いんじゃないの?と思われる方もいらっしゃると思いますが、筆者がおすすめしている「eMAXIS Slim」ははっきり言って他の投資信託と比べてもリターンがそれなりに高くそれでいて信託報酬は低コストで、筆者は投資信託を買うならこれ以外の選択肢は存在しないと思っています。
日本株式が大好きで、これから日本株に期待するなら「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」という日本株の詰め合わせで低コストの投資信託もありますが、今回はおススメ自体はしません。ご興味がある方は自分で調べていただいて、比較検討をされるのが良いかと思います。
前置きが長くなりましたが、「なぜ、低コスト投資信託をNISAで買うのか?」について説明していきます。理由としては2点あります。
1つ目は、投資信託が1%近くあるものと0.1%のものを比べると当然、運用コストに10倍の差が付きます。これは毎年かかるものであり、例えば資産が1000万円だとすると
1%のもの → 1000万円×0.01 = 10万円
0.1%のもの → 1000万円×0.001 = 1万円
つまり差額分は毎年高コストの投資信託に負けていく計算になります。これは、市場の上昇に関わらずとられる金額であり、当然低ければ低いほど良いものになります。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は2025年1月6日に基準価格が10000口で33,928円で2025年10月31日では基準価格が10000口で38,371円となっており、まだ年間のリターンは出ていませんが、ここまでで、約13%のリターンとなっております。これは非常に高いリターンであり1000万円預けていれば信託報酬を差し引いても約129万円ほどの利益が出ている計算になります。
2つ目の理由として「投資信託は運用益や配当などを自動で再投資しているため、複利の効果を得られやすく、得られた複利に税金がかからない」という理由です。
これはそのままの意味なのですが、持ち続ければ、10%上がった次の年に10%上がれば、次の年は同じ金額の増え方では無いということです。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の
2023年1月は26,026円が基準価格であり、
2023年12月は34,182円が基準価格となっております。
これは年間を通して約31%の超特大リターンだったのですが、金額に直すと8156円が上昇幅になります。
先ほど上で説明した例では
2025年1月6日 33,928円
2025年10月31日 38,371円
これはリターンとしては約13%上昇と去年と比べるとそこまでのリターンではないのですが、金額に直すと4443円であり、去年の半分以上の上昇金額になります。
ここで言いたいのは、長く続けるほど上昇率としては平均リターン率に収束していくしていくのですが、金額は膨らんでいく、つまり複利の効果を受けて資産が雪だるま式に成長していきやすいという特徴があるので早く始めるほど投資は有利であると言いやすいのです。
繰り返すようですが、必ずこのようなリターンが出るわけでなく、ここ最近は上昇相場で調子が良かったということもありますが、市場に資金を晒してリスクを取っている分のリターンを得るという資本主義では当たり前の構造に従っているだけですので、そこまで市場というものが信用できないというものではありません。
以上の2点から、相場全体の平均の恩恵を受けやすく、税金的にも有利な「低コスト投資信託」を筆者はおススメしています。(なお、筆者はそこそこインデックスには入れていますが、大きく資産を増やした投資手法に関してはまた別の方法を取っています。)
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